一緒にある場所へ行った際のことです。レストランに入った時のことでした。
あなたは料理を少し食べて、食べられないと言った時、おかしいと思ったので検査を勧めました。
それで医者に行って検査してもらった時、末期の胃がんがわかりました。
あなたには知らせませんでしたが、それ以外の家族が知ってみんな動揺していました。
どうして、毎年の検診を受けなかったのだろうかと、みんな思いました。
何か体がおかしかったら、すぐに医者に行くべきだったのに我慢していたのでしょうか。
ちゃんと毎年の検査を受けるべきでしたよ。
それが悔やまれてなりませんでした。だから、私は教訓として毎年の健康診断はきちんと受けるようになったよ。
あなたには胃潰瘍だと行って手術を受けさせましたが、今では手術をさせなかった方が良かったと、これについても悔やまれてなりません。
なぜなら、手術を受けた時から、あなたの体は急速に衰弱していくのが見ていられなかったからです。
寝たきりになってしまいましたから、みんなで介護をするのですが、あなたの顔を見るのがめちゃくちゃ辛かったです。
他にも面倒を見る人もいましたが、私は車を飛ばして1時間ぐらいかかるところに住んでいましたから、病院に行くのが本当に大変でした。
また、会社から駆けつけるときは、上司にいつも気を遣いながら時間を取るのがしんどかったです。
休暇願いを出して休んだり、午前中だけ仕事をして午後に駆けつけるという日々でした。
会社にもたくさん迷惑をかけたので、申し訳なく思っていました。
だから本当に末期癌ではなくて、早期発見をしていればこんなことにはならなかったと思います。
あなたが医療をもっと信じて、利用してくれていればこんなことにならなかったのに。
一時帰宅をした時も、本当に体が動けなくてみんなで体を支えて介護しましたけど、あなたの苦しそうな顔を見ていることができませんでした。
地獄の苦しみのような感じがしました。
病院に戻ってからも、家族で毎日病室にいきましたが、迫ってくる死期にやるせない気持ちでいっぱいになりました。
亡くなる一週間前には、無菌室のようなところに入り、面会に行ってもほとんど会話ができないほど衰弱していましたね。
死期が近づいても、できれば穏やかに笑っていてほしかったです。
仕事と看病の両立に苦しんだ日々でしたが、周りの人は愚痴は絶対に言わない方が良いですよ言いましたが、心の中では愚痴だらけの日々でした。
不平不満、文句、愚痴、悪口が時々心のなかに起こるのを抑えることができなかったです。